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ZEH基準の大幅見直しへ!

2025-05-15
[コラム]
〜これからの家づくりに必要な視点とは〜

こんにちは、仲田工務店です。
最近、業界内でも話題となった住宅の省エネに関する大きなニュースが飛び込んできました。

経済産業省の審議会にて、「新しいZEH基準案」が公表されました。
今後の家づくりに関わる大きな節目となる内容ですので、ポイントを絞ってわかりやすくお伝えしたいと思います。

📌 ZEH(ゼッチ)とは?

「ZEH(ゼッチ)」とは、「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略称。
家庭で使うエネルギーを太陽光などでつくったエネルギーでまかなえる、エネルギー収支ゼロを目指す家のことです。

これまでも補助金制度などを通して普及が進められてきましたが、今回その基準自体が大幅に見直されることになりました。

🔍 新ZEH基準の主な変更点(案)
  1. 断熱性能の引き上げ
     従来の「断熱等級5」から、「断熱等級6」へ
     →より高性能な断熱材が必要になります。

  2. 省エネ性能の引き上げ(BEI)
     エネルギー消費量の削減率が、これまでの20%から35%にアップ

  3. 設備の必須化
     これまでは選択制だったHEMS(家庭用エネルギー管理システム)や蓄電池の設置が必須条件

これらの新しい基準は2027年度から適用予定とされています。

▶ 詳しくは経済産業省の資料(PDF)をご参照ください:
https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/shoene_shinene/sho_energy/pdf/048_00_05.pdf
(住宅関連は38ページ以降、定義は43ページ)

🏘 GX志向型住宅と「補助金」の今後

実は今回の新ZEH基準案、現在進行中の**「子育てグリーン住宅支援事業」内で対象となっている「GX志向型住宅」の条件とほぼ同等レベル**です。

つまり、**「補助金対象=次の標準仕様」**という構図が見えてきます。
今、補助を受けてこの性能の家を建てるということは、
将来の標準に先んじているという大きな価値があります。

🚨 今後の流れと“既存不適格”のリスク

この新基準は「補助金で普及させ→数年後には法制化」という流れになる可能性が高いと見られています。
断熱等級6や、一次エネルギー消費量等級8(現在審議中)が、将来的に建築基準法上の義務化となるシナリオではないでしょうか。

そうなると、今基準を満たさない住宅は、
将来「既存不適格住宅」とみなされてしまうかもしれません。
ローンや資産価値にも影響が出る可能性があります。

🛠 これからの家づくりで大切なこと

私たち工務店も、今回の発表を受けて改めて感じたのは、
「性能を先取りする家づくり」が暮らしの安心にも、資産価値にもつながるということ。

見えない部分こそ丁寧に。
そして今だけでなく、10年、20年後も満足できる住まいを一緒に考えていけたらと思っています。


今回のZEH基準見直しは「未来のあたりまえ」を今、選ぶという提案でもあります。
高断熱・高性能で省エネ、そして安心な住まいにご興味がある方は、
お気軽にご相談ください。

私たちが一棟ずつ、丁寧にご案内いたします😊

有限会社仲田工務店
〒426-0051

静岡県藤枝市大洲2丁目13-7
TEL.054-635-1822
FAX.054-636-2309


1.建設設計(在来工法・鉄骨)
2.リフォーム(増改築・内装・外装)
3.構造調査(耐震診断・補強工事)


■建築業許可番号
静岡県知事許可(特-3)第010909
■事務所登録番号
 一級建築士事務所登録(1)第6475

 
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